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[02/06] 【オンラインLive配信・WEBセミナー】高周波弾性波デバイス(SAW&BAW)の基礎知識と技術動向

[02/06] 【オンラインLive配信・WEBセミナー】高周波弾性波デバイス(SAW&BAW)の基礎知識と技術動向

開催日時:2025年02月06日(木) 10:30-16:30

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主催:(株)AndTech

商品説明

 
■タイトル:【オンラインLive配信・WEBセミナー】高周波弾性波デバイス(SAW&BAW)の基礎知識と技術動向

■日時:2025年02月06日(木) 10:30-16:30 

■会場:※会社やご自宅のパソコンで視聴可能な講座です
※ お申込み時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ず、ご確認ください。

■定員:30名

■受講料:49,500円(税込、テキスト費用を含む)
 ※複数でのご参加を希望される場合、お申込み追加1名ごとに16,500円が加算となります

■主催:(株)AndTech

■講師:東北大学  大学院 工学研究科 ロボティクス専攻 シニアリサーチフェロー  門田 道雄 氏 

■講演主旨:
 圧電薄膜バルク波(BAW)共振子(FBARあるいはBAWR)や弾性表面波(SAW)は小形、軽量、周波数無調整、高信頼性、高周波化対応可能等の特徴を持つ。SAWの民生用への応用はテレビの映像中間周波数(VIF)用フィルタが最初で、その後SAWデバイスは自動車電話、コードレス電話、ペジャ用などへの応用を経て、今や携帯電話、スマートフォンに欠かせない重要な部品となっている。一方。FBARは携帯電話の普及により採用され、当時、SAWの比べて急峻な特性を持つため、急峻な特性が要求されるbandを中心に採用されるようになった。近年のスマートフォンの普及により、両デバイスは、それぞれ特徴を生かしたBandに使用されている。また近年の周波数の混雑対策として、SAWでも急峻な特性が得られるようになってきている。今後、急峻な特性と良好な温度特性をもつフィルタ特性に加え、キャリアアグリゲーションシステムの普及により、広い周波数範囲でスプリアスのないフィルタや第5世代用あるいは次の世代用高周波フィルタが要求されるなど、ますますFBARやSAWフィルタへの期待が高くなっている。

 講演者は、村田製作所入社後、圧電セラミックを用いたエネルギー閉じ込め型バルク波共振子・フィルタ(BAW)の開発やSAWフィルタの開発を担当。テレビ・映像中間周波数用SAWフィルタの開発後には、その実用化のため11年間、製造現場に従事して、世界で唯一その実用化に成功した。その後、異動した開発部門では、横波型SAWの端面反射を利用した超小型ETC用フィルタ(今でもシェア100%)及びTV用補助トラップ共振子、高密度電極と水晶を用いた温度特性良好で超小型な携帯電話用IFフィルタ、平坦化SiO2膜/高密度電極/圧電基板構造の温度特性(いわゆるTCSAW)の良好な小型なスマートフォン用SAWデュプレクサ(このデュプレクサはその後同業にもクロスライセンスされ、世界の同業でも数多く生産されている)等、世界初の数多くの各種弾性表面波デバイスの開発と実用化に成功。また近年、注目され始めた板波の1種のラム波(XBARと名を変えて呼んでいつグループもある)については、15年前にいち早く注目し、世界で初めてラム波で5 GHz以上のデバイスを実現した。その論文は2010年度のIEEE UFFC transactionの最優秀論文に選ばれており、また、近年のラム波の論文のほとんどに引用されている。東北大に異動後は、圧電薄板と水晶基板を用いた高Q、ゼロTCF,スプリアスフリーのデバイスに開発のほか、電極を基板内に埋め込むことによる8.2 GHzの3次高調波SAWの励振や圧電基板と従来の1/5厚の多層膜からなる構造で9.5 GHzの3次の高次モードのBAWの励振に成功している。

 本講演者は、このように、TV用SAWフィルタのSAWの研究の黎明期から現在に至るまで、SAWの開発・実用化・製造に取り組んできている。これらの経験を活かし、弾性体や圧電体の基本的な考え方・理論、BAWやSAWの原理、BAWやSAWの種類や励振方法、それらに適した材料、それらを応用したBAWやSAW共振子、ラダーフィルタへの原理・構成方法、実用化成功の秘訣、今後のBAWやSAWの技術の動向などについて講演する。

■プログラム:
1.弾性体の基礎

 1-1 音波

 1-2 弾性体の結晶構造

 1-3 歪と応力の関係

 1-4 弾性定数(スティフネス、コンプライアンス、(ポアソン比、ヤング率))

 1-5 運動方程式

 1-6 弾性体の縦波音速、横波音速は何に依存している、どのように求める

2.圧電体とは

 2-1 圧電現象

 2-2 圧電方程式(圧電定数)

 2-3 結晶構造のおける圧電定数の違い

 2-4 電気機械結合係数

3.BAWとFBAR

 3-1 バルク波(BAW)とは

 3-2 厚みすべり振動とは

 3-3 厚み縦振動とは

 3-4 FBAR用材料

 3-5 成膜方法

 3-6 BAWやFBARの厚み振動共振子の周波数は何で決まる

 3-7 厚み振動共振子の帯域は何で決まる

 3-8 エネルギー閉じ込め振動とは

 3-9 キャビティ構造とSMRの違いは

4.共振子とラダーフィルタ

 4-1 共振子

 4-2 ネットワークアナライザによる共振子特性の測定

 4-3 スミスチャート、動アドミタンス特性

 4-4 共振周波数、反共振周波数とは

 4-5 電気機械結合係数

 4-6 Qとは

 4-7 等価回路

 4-8 2重モードフィルタとは

 4-9 ラダーフィルタとは

 4-10 フィルタの帯域は

 4-11 帯域は何に依存する

 4-12 高周波化するには

5.SAW

 5-1 SAWとは

 5-2 SAWとBAWの違い

 5-3 SAWの励振

 5-4 SAWの種類

 5-5 レイリー波

 5-6 漏洩弾性波

 5-7 縦波型漏洩弾性波

 5-8 セザワ波

 5-9 BGS波

 5-10 ラブ波

 5-11 層状構造弾性波

 5-12 境界波

6.板波

 6-1 板波とBAWやSAWとの違いは

 6-2 ラム波と横波型(SH型)板波

 6-3 LiNbO3やLiTaO3薄膜を用いたデバイスの例

7.SAWの解析方法

 7-1 Campbell-Joneの方法

 7-2 パワーフロー角

8.SAW用材料

 8-1 セラミック(PZT等)

 8-2 薄膜(ZnO等)

 8-3 単結晶(LiTaO3、LiNbO3、水晶、LBO、ランガサイト等)

9.SAW共振子

 9-1 SAW共振子の原理

10.SAWフィルタの種類

 10-1 トランスバーサル型フィルタ

 10-2 縦波型共振子フィルタ

 10-3 横波型共振子フィルタ

 10-4 ラダーフィルタ

11.近年話題のSAWデバイス

 11-1 近年要求される特性(温度特性、高Q、スプリアス等)

 11-2 異種材料基板を組み合わせたSAWデバイス

  11-2-1 異種基板を組み合わせた温度特性の良好なSAWデバイス

  11-2-2 異種基板とを組み合わせた高QなSAWデバイス

 11-3 広帯域弾性波デバイス

  11-3-1 空洞型板波

  11-3-2 音響多層膜構造SAWデバイス

 11-4 高周波弾性波デバイス

  11-4-1 高次モードを利用したSAWデバイス

  11-4-2 空洞型板波

  11-4-3 音響多層膜構造SAWデバイス

  11-4-4 高調波SAW(8.2 GHz SAW)

12.単結晶を用いたBAWデバイス

 12-1 空洞型BAWデバイス

  12-1-1 LN薄板BAW

  12-1-2 LT薄板BAW

 12-2 音響多層膜構造BAWデバイス

  12-2-1 LN音響多層膜構造

  12-2-2 LT音響多層膜構造

 12-3 高周波音響多層膜構造BAWデバイス(7- 9.5 GHzBAW)

13.実用化例

【質疑応答】